2009/09/06 19:14

*現代政幸


真っ青な夢だった。本当に辺り一面真っ青。
自分すら存在事態真っ青で、まるで蒼空(そら)を翔んでいる鳥のようだった。
そんな夢から現実に引き戻されたのは、蒼の向こうに紅が射したから。
浮上させられる意識の中、啜り泣きみたいなものが聴こえて、誰かは分からなかったけど、嗚呼またアイツ泣いてやがるななんて思ってた。
アイツって?
(起きたら、分かるだろ、)


「…何泣いてやがる……幸村」

愛しい名前を呼べば俺の胸に額を擦り付けて泣いていた『紅』が此方を向いた。
眼まで真っ赤にして…。馬鹿だなコイツは。

栗色の髪を柔らかく撫で付けてやるとまたポロポロ涙を流し始めて、漸く覚醒してきた俺の頭が警報を鳴らす。

「だから、泣きすぎ…だ、」
「よく…よく分かりませぬ、何故だか…なっ涙が」

そう言ってゴシゴシ目元を擦ろうとする幸村の両の手を掴み、引き寄せ胸に埋め(うずめ)ベッドのスプリングをギシリと二人分の重さで再び揺らしながら寝転がる。

「泣き止めって…キスもできやしねぇだろ」

そう笑いながら言ってやると、次の瞬間唇に温かい感触が。

(やられた、)

泣き虫のアイツが顔を真っ赤にして笑った。それを見て、俺も声を出して笑った。



誰が死んだ日だって?
(俺等はこんなに幸せだ!)



*6月27日
伊達政宗 追悼


忘れてた訳じゃないようん(^-^)/←
別のを書いてたんですが…まーくん可哀想すぎて(^^)/廃除!笑
で、今さら。

あ、忘れてた←結局忘れて(ry
だから今ちょっと政幸書いてみた。意味わかんないけど(^-^)/
情事後とか下品なこといってみる(^^)/←


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