2009/09/06 18:11



紫煙が鼻を擽り瞼が自然と持ち上がる。目の前には鍛えられた腹部。これでたいしてなにもしていないなんて詐欺だといつも思う。
ジッと見ていたのに気づかれたのだろうか、前髪をかき揚げるように触れられ、額を指の腹で撫でられる。そして、クシャリと頭を撫でられた。気持ちいい。
チラリと手の先を見やる。手の主、佐助はベッドの背凭れに枕と一緒に少し身体を預け、此方を見つめて微笑を携えていた。俺の髪を撫でていない方の手には紫煙を吐き出す煙草。

「おいしい?」

シーツを手繰り寄せながらそんなことを聞いてみると、少し考えるように宙に視線をさ迷わせて此方に視線を戻した。そして、そんなおいしいもんでもないよ。と、煙草をくわえながら紡いだ。
俺はシーツの上に投げ出されたブラックの箱と佐助が吐き出す紫煙を交互に見ていた。

「吸ってみる?」

そんな俺に笑いながら佐助は灰皿に灰を落としてから煙草を差し出してきた。俺は身体を起こして、裸体の身体にシーツを滑らせながら佐助の顔へと顔を近づけ再び吸おうとした煙草を奪い取った。
そして少し困惑した佐助の唇にカプリと噛み付き、唇を合わせる。
そのまま灰皿に火のついた煙草を押し付けて佐助の頬に手を添えて口淫に没頭する。シーツは完璧に身体から滑り落ちた。
苦さとスーッとするメンソールと微量の甘さを堪能して最後には佐助に舌を吸われる。

「煙草など無くとも、俺で事足りるだろ」

「…そうだね、十分」

そうニヤリと笑ったスモーカーにシーツに縫い付けられた。



>>佐助には煙草吸っててほしいという願望その3ぐらい\(^^)/煙草ネタ大好きなんです竜弥(^-^)/
銘柄とか調べるの好き。あんま知らないけど←どっちだ
んで、佐助はマルボロブラックだといい。
他のでもいいけど。赤雲雀とかも\(^^)/
また煙草ネタします確実に\(^^)/



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