2009/09/06 18:10


視界に映し出された弧を描く三日月形(みかづきなり)。
その形の良い唇がニタリと笑んだかと思うと直ぐに視界の端、いま垣間見えるのは揺れる柿色の髪の毛。
急いたように内側から沸き起こされる情欲に自らの精進の無さにほとほと愛想がつきる。
首筋を伝うのは先程の三日月形とその紅い舌。
せりあがる声を抑えることが億劫になってきた。

「ンッ…ァア…」
「…俺の…勝ちだね」

待っていたかのように弾かれ身体を離した佐助を忌々しげに見上げるかたちになるのは、コヤツが俺の上に悪びれるでもなく乗っかっているからで…。
なんだかすごく腹がたったので、その鼻へし折ってやるとの意を込めて、ぐっと佐助の首にまわしていた手をひき、鼻先にかぶりついてやった。




>>え、オチ?それって美味しいの←いきたえろ
トイレに入って考えてたなんて言わない\(^^)/←ちょ

竜弥




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