2009/10/10 18:00


「なぁ、プーチン」
「なんです?弟さん、」

ふわふわした声音で返事をされて、兄ちゃん達が止めとけって制止してたのを思い出した。でも、俺は本人から聞かないと納得できない質なんだ。
幸運にも天敵の赤いのは今はプーチンの膝の上に後頭部を乗せ、雑誌を顔に乗せている。(羨ましい…なんて思ってねーよ、)
胸が規則正しく上下しているのは寝ているのだろう。
俺は今プーチンのベッドの上で、俺、プーチン、赤いのと並んでいる。

「お前…赤いのと付き合ってんの?」

そう聞いてみると隣のプーチンの身体が異常なくらい跳ねた。
そしてみるみる内に真っ赤になり此方を涙目で見詰めてきた。

「…付き合って…は…無いです…きっと」

その答えに何故だかホッとした。でも、あと一つ不思議なことがあって聞いてみた。

「へー、付き合って無いのにあんなことするんだ」
「あ…んなことっ…て…」
ぶわわと涙を溜めるプーチンに向かって次の言葉をかけると馬鹿みたいに顔を染めて本格的に泣いてしまった。

「…セックス」
「ううっ…」

ヤバい…可愛い。
身体が熱を持ってプーチンに無性に触れたくなった。

「プーチン…泣くなって…」

ポロリと流れた涙を舌で舐めとり、犬歯で頬を甘咬みする。
すると、プーチンは驚いた様な顔をして俺から顔を反らした。

「ねぇ、プーチン…付き合って無いなら俺ともしようよ」

セックス、と、プーチンの耳許で囁くと小さくフルリと震えた。
白い頬にまた歯を立てようと顎に手をまわそうとして、手を掴まれた。

下を見ると赤いのの物凄くキレた眸とかち合った。
殺されると思った瞬間には既にドアの外に投げ飛ばされていた。おまけに頬を殴られていたみたいで犬歯が一本抜けていた。



また差し歯が増えました



>>続きます。キレプーに。多分。
扉弟(末っ子)をどうしても出したかった。失敗したけど(・ω・`)
弟は無知で馬鹿ででも腹黒でセックス好きならいいよ←
遊び人ならいいな(^q^)無知なふりしてさ。
あ、違うリアルに無知だけど本能的に遊び人ならいい\(^^)/
歯はきっとほとんど差し歯だよ扉兄弟は(^q^)


竜弥

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