2009/09/14 18:12



「俺の言うことが聞けないのかっつってんの…ピョンコ」
「え、だってロウドフさん…」

自分のことをピョンコ、ピョンコと呼ぶこのガタイのいいロウドフさんを、仕分けのヒヨコを両手に持ったまま見つめる。

「だーら…俺の上乗りゃあやりやすいだろって…」
「え、だって…」

胡座をかいた足をバンバンと大きな手で叩いて促してくる。

「なんだよ…別にお前の中に俺の、ぶっといの挿れるわけじゃねーんだぜ」

別に挿れてやってもいいんだがなんて、とんでもないことを言い出したのでそれは嫌ですと断って片膝にチョコンと座ってみた。

「そっちじゃねーって…」
「ひゃっ」

脇腹に逞しい腕がまわりグイッと引っ張られ、深々と座る形にされる。さっきまで持っていたヒヨコはいつのまにかいなくなっていた。仕事をするために座らされたのに…。

「お前、フニフニだな…」
「うっ…」

脇腹をムニムニと摘ままれ失礼なことを言う彼を、振り返って頬を膨らませて見ると少し笑って前髪の毛を引っ張られた。

「いっい…痛いですっ…っあ…」

手を掴んだ途端、剥き出しのオデコに軽くキスされた。
何が起きたか解らなくて固まってたら、後ろからの低い声に冷や汗が出た。

「誰に断ってソイツに手だしてんだ…」
「やべ…じゃあな、ピョンコっ」

ガシリと抱き抱えられたと思ったら投げ飛ばされた。着地したところは物凄く怒ってるキレネンコさんの腕の中。

「あ…の……」
「どうも…調教が必要な様だな」

抱き抱えられてベッドにダイブ。
毛布でさっきキスされたオデコを痛いくらいに拭かれ、キレネンコさんも乗り上げてきて、今度は唇にキスされそうな寸でで止める。

「…だっだめですまだお昼だし…2人ともいるし」

横を向いたら自分のベッドの上にコマネチとレニングラードが元の姿で此方を見ていた。
だから止めましょう?と、キレネンコさんを見つめると、ニヤリと唇を歪めた。

「ほう…いなかったらいいんだな、」

そう言って、凄い形相でもって2人を睨む。コマネチは嬉しそうに、ああーんなんて声を出してたけど、すぐにレニングラードが口に入れてトイレに駆け込んでしまって、後に残されたのは水音だけだった。

「これで文句はねぇな…」
まだ昼間ですなんて、この欲情しきった瞳を見たら言うなんて出来なかった。
きっと、今日は優しく優しくとはいかないだろう。
でも、この人をそうさせたというのが自分だと思うと、なんだか嬉しくて、調教でもなんでも貴方が気が済むまで…と、耳許で囁いたら、今にも食べられてしまいそうな深いキスをされた。



嗚呼、食べてくれたら
(貴方の物になれるのに、)




>>労緑と見せかけて赤緑でした(^-^)/←
労働はもっと寡黙な奴にしようと思ったのに。なんだチャラ男かよ。みたいになってしまった(__)
赤は大変嫉妬深いです。
なのに最初はどこにいた?って感じですね。
寝てたんだよきっと←


竜弥

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