現代パロ(^q^)
ついにやらかした。世界観ぶち壊しです。苦手な人は気をつけて!
ちなみに、ストックさんは大学生、エルーカは高校生でお兄ちゃんと2人暮らし。ロッシュはストックと同じ大学にいて、アトはやたらストックに懐いてる近所の子。ぐらいに考えてます。







1月3日である。
世間は未だ正月ムードであり、それは小さなこたつにぎゅうぎゅうに詰まっている彼らも例外ではない。

「…狭い」

「…俺のせいかよ?」

ぼそり、ストックの呟きにロッシュは不満げに返す。するとストックの隣にちょこんと座ったアトがすかさず言う。

「でも、ロッシュが一番おっきいの!」

「俺だって、好きでデカいわけじゃねぇぞ」

「まあまあ、みなさん、お餅がやけましたから、」

まだ不満げなアトとストックを、キッチンから出てきたエルーカが諫めた。なんだかんだで食い物に弱い2人である。

「お餅!大好きなの!」

「兄さんもロッシュさんも、食べるでしょう?」

「おお、こりゃありがたい」

「…ああ」

焼きたての餅をもさもさ食べながら、アトがぽちりとテレビの電源をつけた。

「あ!駅伝やってるの!」

「…だいたい、なんでお前たちはうちにいるんだ」

「いいじゃねえか、暇だろ?」

「確かにこれといって予定はないが、だからと言って正月から押しかけられる謂われはない」

「ストック!すごいの!とっても走ってるの!」

「…ああ、そうだな」

「お前、嬢ちゃんには弱いのな」

テレビには必死に走り続ける駅伝の選手が映っている。それを見てエルーカがそういえば、と切り出した。

「今日は復路ですね。昨日はちゃんと見ていませんでしたけど…」

「どの大学が勝つんでも構わないが…ひとりでこれだけ走るんだから、大したもんだよな」

「ロッシュは走らないの?」

「まあ、うちの大学にはそういう部はないし、」

「走れないの?」

「…………」

しん、と沈黙が流れる。相変わらずニコニコしているのはアトだけだ。
落ち着け、落ち着けロッシュ、子供の言うことだ落ち着け!大人の対応だ!自分に言い聞かせて、ロッシュはなんとか口を開いた。

「いや、走れないとかじゃなくてだな、俺は、」

「ロッシュは体はおっきいけど走れないの!」

「いや、ちが、」

「なあんだ、ロッシュは大したことないの!」

「!上等だ!やってきてやる!」

「は?おい、ロッシュ、何をするって?」

「走ってきてやるよ!今から10区を走りきる!そして奴らより早くゴールする!」

「な、おい、本気、」

本気か、と言い切る前に、ロッシュはものすごい速さで去っていった。

「止めた方がよかったのでは…」

「ああなったら無駄だろう」

「でも、これで広々使えるの!」

「…アト、初めからそれが狙いじゃないだろうな?」

「気のせいなの!」

その後、歩道を激走するロッシュがテレビ中継で見れました。




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駅伝にたぎって書いた後悔はしていない←
アトがいつの間にかブラックになりました。なんでだ?w
ロッシュはばかなんでしょうか…。
勢いだけで書いたので酷い感じですが、目を瞑ってやって下さい…読み返して手直しする気力はない





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