甘雪の毒牙

春に程近い日に、ハラハラと舞う雪。

見とれる男女が出会うとき、気付けば惹かれあったりするもので。

甘い綿菓子のように、ふわふわとしたその雪。

甘雪(あまゆき)とでも呼びましょうか。

惹かれあう魔法をかけるその雪に名を。

また、人は出会う。

まるで、毒牙にかかるように恋に落ちたりするもので。

いい加減なその脆い心は、高鳴るばかり。


落胆なんて、惹かれあう瞬間には持ち合わせないでしょう?

だからまた、恋をするのね。

top しおり
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -