そんな僕と、貴女を、村の人が見つけてくれた。
貴女を看取ってから5日程経ってからだったけれど。
涙ぐみながら穴の中で眠る貴女へ土を被せていく。
土へと還すために。
母なる土のドレスを纏(マト)う貴女は、『森の妖精』という別称に相応しい美しい姿だった。
眠るように、空へ、土へ、貴女は還っていくのね。
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