正義 | ナノ




あれ?正義ってなに

「で、大体の遅刻した理由はわかった。しかし、何でそんなに顔が腫れておるのじゃ坂田先生。」


紫の顔して触角が生えてるうちゅ…校長先生がさっきの銀髪の男(先生らしい)に質問を投げかけた。


「あんまりふざけた回答してっと締めっかんな…校長が」


なんだろうこの人たちは。今度は緑の顔して触角が生えてる。え?なにこの学校。頭が普通な人いないのかな。未だまともな人見てない気がする。


「おい待て俺の頭は普通だろうが。天然パーマなめんなよ。」


『ちょっと、人の心読むとか気持ち悪い。やっぱり変態教師なんですね。』


「バカヤローあれは完全にお前が見せてたんだろうが。たまたま目に入っただけで俺は悪くないですー。言いがかりはやめてくださいー。」


は、はぁ!?なにこのこの教師!!!さっきから人のパンツ見るしいちいちつっかってくるし!!!いい加減にしてほしい!!!


『い、意味わかんないっ!!!』

そしてしばらくの間言い合いをしていたら


「というか2人ともそろそろ教室に行かないとまずいのでわないのか?」


「『あ』」


鶴の一声とはこういう事のようで、ようやく2人の言い合いは終わった。





私は"3年Z組"とプレートがかかげられている教室の前に一時待機していることになった。まぁ転校生の紹介にはありきたりなシーンだよね。


「よーお前らーHR始めるぞー」

と、3年Z組に何ともやる気のない声が響く。しかし、自然とみんなが席にちゃんとつくあたりがコイツは教師なんだなと実感した。ここにきて初めて。


「いやいやっっ!!!何普通に始めようとしてるんですかっっ!!!今もう1時間目始まってますからね!!!」


とすかさずツッコミがはいる。この人声大きいな…廊下にかなり響いてる。


「うるせーぞー新八。細けぇこと気にしてる男はモテねぇぞ。だからてめぇは8位にしかなれねぇんだよ。」


「だぁぁああ!!!今は順位関係ないだろぉがぁぁああ!!!」


「黙るネ!ダメガねが!お前が今呼吸していること自体が罪だと言うことが分からないのかよ!」


「それ酷すぎね!?」


何だかスゴく騒がしいクラスだなぁ…なんて思っていると、いつの間にか話が進んでいるらしく先生(言うのにスゴく抵抗があるが)教室の扉を開けて入ってこいと言われた。


「はい、今日からお前らと一緒にこのクラスで生活する永瀬凉だ仲良くするよーに」

『あ、えっと永瀬凉です。よろしくお願いします!』

あぁ…ここなんだよな…ここでどんな反応かで自分のクラスで多分の立ち位置が決まるよね…

「「「よろしくねー」」」


あぁ!よか…


「ところで永瀬殿は犬派か?猫派か?それともエリザベス派か?」


長髪の真面目そうな男子がいきなり質問してきた。


《どうも、よろしくお願いします。》


白いお化けペンギンが見えました。

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