7.

「うまいな」

「本当?よかった!」

ヒカルは最高の笑顔を見せてくれた。

剣人には少しヘルシーではあるが、
それでもうんうん、と頷きながら平らげた。

「おかわり」

「はい!全部食べちゃっていいからね!」

「いいのか?」

「うん、だって剣人さん専用だもん」

その言葉に剣人は満足そうに微笑んだ。

他のやつに食べさせる気は毛頭ない。

これは、俺のものだ。

ヒカルは残りのケークサレをカットし、
綺麗にお皿に盛り付けた。

温かいブレンドももう1杯。

「はい、お待たせしました」

「おう」


[ 37/38 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -