1.
「ありがとうございました!」
お昼のピークも過ぎ、
RistrantePALPITOは落ち着きを取り戻していた。
ヒカルはトレイに客が食べ終えた食器を片付ける。
テーブルをふきんで綺麗に拭き、
客をいつでも通せる状態にする。
「ふぅ……」
次はシンクに溜まった洗い物を食洗機に入れて……。
(カランコロン)
ドアが開く音がした。
ヒカルが顔を上げるとそこには京也が立っていた。
「京也さん!
いらっしゃいませ!」
「ハ〜イ。
お疲れちゃん」
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