7.
「……ヒカル」
剣人さんの低い声が響く。
「……ん?」
「……いい匂いがする」
髪の中を剣人さんの鼻がくすぐる。
「いい匂い?」
「ああ。
カレーの匂いだ」
「えぇ……」
それはそうだ。
さっきまであなたの為に作ってたんですけど……!
「……台無し」
絡み付く剣人さんの腕を全力で振りほどこうと、
思い切り掴んだ。
[ 37/41 ]
[
*prev
] [
next#
]
[
mokuji
]
[
しおりを挟む
]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -