3.
驚きの余り思わず顔を上げたものの、
やっぱり直視出来なくて、
誤魔化すように持っていた食事の上に視線を落とした。
(頬が熱い……どうしよう……)
おどおどしているわたしを見かねたのか、
剣人さんのため息が聞こえた。
「入れよ、早く。
時間、あんまりねぇから。
お前だって、忙しいだろ?」
少し苛ついているように聞こえたが、
それどころではない。
「で、でも……、
どうして、裸に……」
「どうしてって、
カレー、喰うから」
???
[ 33/41 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]