3.

驚きの余り思わず顔を上げたものの、
やっぱり直視出来なくて、
誤魔化すように持っていた食事の上に視線を落とした。

(頬が熱い……どうしよう……)

おどおどしているわたしを見かねたのか、
剣人さんのため息が聞こえた。

「入れよ、早く。
時間、あんまりねぇから。
お前だって、忙しいだろ?」

少し苛ついているように聞こえたが、
それどころではない。

「で、でも……、
どうして、裸に……」

「どうしてって、
カレー、喰うから」

???

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