2.
「!?」
途端に目に飛び込んで来たのは、
白いタンクトップを脱ごうとしている剣人さん。
既に鍛え上げられた腹筋が露わになっていて…。
「あの……」
わたしはしどろもどろになってしまった。
「早く入れよ」
剣人さんの声にハッとしたが、
直視出来なくて俯いた。
そんな私にはお構いなしに剣人さんはタンクトップを脱ぎ、
傍にあった椅子の背もたれに無造作に掛けた。
「ごめんなさい、着替え中なら、外で待ってるからーーー」
「着替え?……脱ぐんだ」
「?!!!」
[ 32/41 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]