2.

「!?」

途端に目に飛び込んで来たのは、
白いタンクトップを脱ごうとしている剣人さん。

既に鍛え上げられた腹筋が露わになっていて…。

「あの……」

わたしはしどろもどろになってしまった。

「早く入れよ」

剣人さんの声にハッとしたが、
直視出来なくて俯いた。

そんな私にはお構いなしに剣人さんはタンクトップを脱ぎ、
傍にあった椅子の背もたれに無造作に掛けた。

「ごめんなさい、着替え中なら、外で待ってるからーーー」

「着替え?……脱ぐんだ」

「?!!!」

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