1.
「……」
「司さん、
どうかした?」
司さんと買い物の途中。
休みが合うと、
こうして買い出しに付き合ってくれる。
何故か険しい顔でキョロキョロしている司さん。
ファンの人でもいたのかな?
「……」
そのまま険しい顔で近くのウィンドウをじっと見ている。
でもその視線は中のディスプレイを見ていると言うよりも……。
「えっ?
司さん?」
「少し距離が遠いな」
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