青春×××群雄劇(仮)(bsr×RE!) | ナノ






「はれんむぐっ!」

破廉恥破廉恥と言い続ける幸村をもう見てられない!と佐助はその口を手で制した。

「っ佐助!何をする!」

佐助の手を剥がすと幸村はむすっと佐助を睨み付けた。
潤んだ目で睨み付けられても、怖くないんだけどなー、と佐助は内心で笑った。

「旦那もいい加減にお弁当食べなよ。」

佐助は幸村の肩を叩いて幸村専用の重箱弁当を広げる。
重箱に詰められたおかずはもちろん佐助の手作りでどれもこれも美味しそう(俺様会心の出来上がりー!)であった。
優は幸村のお弁当を見て、うわあ…!と目を丸くした。

「真田くんのお弁当凄いね!」

「そ、そうでござるか?」

お母さんの愛情がたっぷりなんだろうね、と優はどこか羨ましそうに言った。

「ぶふっ!」

その言葉に佐助は飲んでいたカフェオレを吹いた。
かすがは汚いと佐助を睨んだ。
キョトンとする優に幸村は嬉しそうに顔を綻ばした。

「…佐助が、佐助が作ったのでごさる!」

「え、猿飛くんが作ったの!?」

凄いね!と笑う優に幸村は佐助の料理の腕前は折り紙つきでござる!とまるで自分の事のように喜んでいた。

「良かったな、Mother!」

「うるさい」

満更でもなさそうに言う佐助であった。









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