青春×××群雄劇(仮)(bsr×RE!) | ナノ






「何すんだ!」

「うるさいバカ寺」

後頭部を押さえながら起き上がった獄寺は優を睨んだが、優は涼しい顔で一喝した。
そしておかえり、と綱吉に柔らかい笑顔をむけた。

「あ、ただいま。
じゃなくて優?」

「―っ十代目!
ご無事でしたか!!」

「うん獄寺くん俺は全然問題ないから。」

そんな会話をしてる綱吉たちの横で幸村と佐助は政宗に肩を貸していた。

「政宗殿?大丈夫でござるか!」

「Shit!」

チっ、と舌打ちをした政宗は立ち上がり獄寺の胸ぐらを掴み睨みつける。
獄寺もああ?と怖じ気つくこともなく睨み返す。
二人の間に火花が散る。
まさに険悪な雰囲気。

「ほんと仲いいのな!」

「ちょっ!獄寺くん!山本も笑ってないで止めて!」

綱吉が間に入る前に、慶次が睨み合う二人の間に入った。

「まあまあ、お互い待ち人も来たことだし皆でお昼にしようよ!」

昨日の敵はなんとやらって言うだろ?慶次はニッと笑って政宗と獄寺の肩を抱いた。
納得がいかないと顔をしかめる政宗に佐助はにやりと笑った。

「あんまりおいたが過ぎると片倉の旦那が来るよ?」

「AHー。」

それは困る、と政宗は顔を青くした。

「バカ寺もいい加減にしないと、」

優はにこり、と微笑んだ。
その笑みを見た幸村は顔を押さえ、呻き声をあげしゃがみこんだ。

「(か、可愛らしいでござるううう)」

「―ビアンキさん、呼ぶからね。」

天使のような顔をして、あまりにも酷な事を言う優に獄寺も綱吉さえも顔を青くして固まった。









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