青春×××群雄劇(仮)(bsr×RE!) | ナノ
「旦那は何番だった?」
佐助は22と書かれた紙をピラピラと揺らし、机に突っ伏していた幸村に声をかけた。
「…30」
「わ!俺様の後ろじゃん!やったね!」
「ああ、そうだな」
顔を上げずボソボソと返事をする幸村に佐助は困ったように、眉を寄せた。
そして佐助は気を取り直すように、他はどうだろうと、教室内を見回した。
「NOOOO!」
政宗は19と書かれた紙を握りしめ、頭を抱え悶えていた。
佐助はそんな政宗を可哀想なものを見るような目で見ていた。
「あーもう竜の旦那、うるさい!」
「ああ、そうだな」
「(…どうしちゃったのかな?やっぱり風邪?)
旦那?本当に大丈夫?」
佐助は幸村の額に手を当て、ふむと考える。
どことなく熱いかもしれない、今日は暖かくさせて寝かせよう、と佐助は決意したのであった。
「じゃあ席を移動しろー」
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