青春×××群雄劇(仮)(bsr×RE!) | ナノ






「ちょっ、旦那!?」

佐助はあわあわと落ち着かない幸村の元に駆け寄ると、「ほら、深呼吸はいすーはーすーはー」と慣れたように落ち着かせ、固まっていた担任にも頭を下げる。
その流れるような動きに無駄はなく、後ろの席に座っていた綱吉は人知れず感心していた。
佐助にとっては自然と集まる視線が痛く、にやにやと笑っている政宗を睨み付ける事も忘れない(チクショウ!)。


そんな中、再び教室の扉がガラガラと開いた。
佐助に集まっていた視線が一斉に移動する。
佐助はほっと息をはいた。

「遅れてすいませんー。」

そんな声に幸村の肩だけがビクリと揺れた。









12
しおりを挟む




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -