青春×××群雄劇(仮)(bsr×RE!) | ナノ






「―…お邪魔しますー。」

スタスタと家の中に入っていく佐助を追って、優もソロリと玄関を上がる。
大きな家だなぁ、と思いながら。

「わ!」

それは見事な虎の木彫りの置物が優を出迎える。
今にも動き出しそうな、生き生きとしたそれに。
優はキラキラと目を輝かせた。

「―カッコイイ!」

「優ちゃん?
こっちおいで。」

「…あーい。」

佐助に呼ばれ、優はキョロキョロと辺りを見回しながら廊下を進む。
その心は先程より弾んでいた。










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