青春×××群雄劇(仮)(bsr×RE!) | ナノ






「それで一体お前たちはどういう関係なんだ?」

ピタリ。
ふと、かすがが思いついたように言った一言に、優はおにぎりにかぶりついたまま動きを止めた。
この言葉に反応したのはもちろん優だけではない。
牛乳を飲んでいた綱吉はゴホゴホと噎せた。


「ツナさん!!?」

「十代目!?」

ハルに手渡されたハンカチを受け取って綱吉は大丈夫、大丈夫だからと笑ってみせた。
かすがは本当に、ただ何気なく聞いたのだろう。
だが、綱吉たちにしてみればある意味地雷である。

「確かにそうだよ。」

俺も思ってた!と慶次はカルピスのキャップを閉めながらニカッと笑った。

「ただの中学の同級生って訳じゃないんだろ?」

おにぎりを咀嚼して、優はふむ、と考える。
その隣では幸村がイチゴ・オレをストローで飲みながら様子を窺っていた。
実のところ幸村も、物凄く気になっていた。

「(どきどき、)」

「あー、それにさ十代目って何?」

旦那ご飯つぶついてる、と佐助は幸村の頬についた米粒をとりながら言った。
綱吉の顔がさあっ、と悪くなる。
その時、獄寺がバッと立ち上がった。

「てめぇ、猿!十代目の事馬鹿にしてんのか!」

「え、ちょっと猿ってなに?俺さまの事?」

綱吉の事になると、見境なく暴走する右腕はポロリとあるキーワードを言ってしまった。

「ボンゴレなめんじゃねえ!」

「(言っちゃったー!?)」

ガーン!とショックを顔に表す綱吉を見て優はやれやれ、と頭を押さえた。

「(ほんとバカ寺空気を読め)」










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