・室町で三之助が死んでしまって、助けられなかった事を悔やみながら死んだら転生後(江戸)記憶を持ったまま生まれてもしかしたら三之助も!って思うけど見つからないまま、また悔やみながら死んでしまう ・そんな事が明治、大正、昭和、平成と幾度となく繰り返される ・段々精神とか記憶があやふやになりながらも平成の世で、また三之助を捜そうとする話 ・ハッピーエンドになるかもしれないしバッドエンドになるかもしれない はたして何回こうやって記憶を持ったまま生まれてきたんだろうか、正直な話アイツと私が初めて出会ったあの頃の記憶も薄れてきてしまっている。 どんなに生まれ変わっても一向に見つからないんだから、アイツはこの世に生まれ変わる事はなくて、私とアイツは一生会うことは無いんだろうと考えて諦めようとも思った、思ったけど。 どんなに忘れようとも、アイツの表情や香りや声、とりとめもない日常に阿呆らしい会話、あの頃の全てが脳髄にこびりつき離れない。 会いたいよ、三之助 声を殺して泣いても、私の頭を撫でる武骨な掌は、まだ、こない。 2012/06/03 16:14 |