※未クリア ※↑そんな人の勝手な独白が入り雑じってる ゆっくりと地平線という名の我が家に帰っていく太陽を、飽きもせずに見つめ続けてみる、いつもと変わらない一日の終わりだ。 太陽が登れば月は沈む、太陽が沈めば月が登る、一日のサイクルなんて何一つ変わらないのに人間はその中で成長し、立ち止まっている私なんか簡単に追い抜かしてみせる。 成長してより良い選択をする事によって世界は正しい道へと進んでいく、そうなる事が世界樹の望みであり、すなわちそれは私自身の望みにもなる。 その望みを叶えるが為に私はこのルミナシアにディセンダーとして生を受け、今の今まで生きているのだから。 その考えに反旗を翻す、などという事はあってはならない、あってしまえば生きる為に産まれた訳ではない私達に生きる意味は存在しえなくなるのだから。 もしそうなったとしてもディセンダーなんて幾らでも替えがきくだろうし、私自身が励んだ事もその次のディセンダーが行った事として伝えて継がれていくのだろう。 所詮、作り物でしかない英雄なんてそんなものだ、必要な時のみ産み出され大き過ぎる期待に圧迫され、必要性が無くなればあっさり切り捨てられる。 代替可能な英雄を果たして英雄などと呼べるのだろうか、そんな問いも消耗品でしかない私には返す価値が無いのか、風の音でさえも止まり無音の世界が広がった。 嗚呼、こんなに静かでは啜り泣く事も恥ずかしくて出来ない事だよ。 色々out 2012/04/23 19:10 |