(∇イケメンは顔だけではない)



やっ!こんにちワン!四天宝寺のアイドル的存在進藤遠流でーっすちーっす!
え?アイドルじゃないって?私に逆らう奴はオヤコロ。ウソデススイマセン。


今なんと財前君と遊んじゃってまーすイエェイ!!!男の子と遊ぶとか小学校以来だわ。あんときはよくケイドロやったなぁ……。え?ドロケイ?知るか。



『で、どこいくの?』


「ココス」


『はぁ?』


「文句あるんすか?」


『イエッネーデス!……つーかぜんざい食べたいって言うから甘味処的なのを予想してたんですが』


「なにゆうてんですか。遠流先輩が苺パフェ食いたいゆうたからココスにしたんやろ」


『え……?』


「今ココス苺パフェ祭りみたいなのやっとるからちょうどええんちゃいます?」


『財前くん……あんたイケメンだな……』


「は?何当たり前のこといってんすか?」


あー……うん。こういう人だったな。
でも私のことを考えて行動してくれた財前くんに不思議と顔がにやけていた。


「……キッショ」


……うん。


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -