(∇すべり用のギャグだってば)
「ええか?つかみの門前ではな、一発芸を披露するんや」
『なにそれ、需要あんの?』
「あったりまえやろ!!将来役にたちまくりやで!」
へーふーん。どんな役にたちまくりなのかすっごいきになるわ。
「俺のお手本よう見とき」
そう言った謙也君はいきなり
「ファッハッハッハ!!俺様の美技に酔いな!!!」
とかワケわかんないこと言い出してもうほんとどうしていいかわからない…。あ…ほら、他の生徒の視線が痛いよ、謙也君。まあ一番痛いのはあんただけどねアハハハ。
でもつかみの門で一発芸を披露するのは本当らしくていろんな生徒が一発芸をかましていた。ほんとみんな笑えるものばっかなのになんで謙也君だけあんなだったんだろうか。
「ほら、次お前もやってみ。んでなきゃこのスピードスターがおいてくで」
『スピードスター?欧米カァァアアアァァァァア!!!』
そう言って某有名芸人の真似をして謙也君の頭を思いっきり持っていた鞄で殴ってみた。
バコスッ!
と空き箱を叩いたような音がしてあぁ、こいつほんとアホなんだな、って実感。
と同時に周り大爆笑。え?どこが面白かったの?