(∇ノットリスペクト)
『こんにちは、エート、財前君?おねーさんは進藤遠流っていうの。シクヨロね』
「なんすか?謙也さんもうざいっすけどあんたもそれなりにうざいっすわ」
おいおいおい財前君。そりゃないぜベイビー。私がせっかくさっきのこと水に流そうとしてんのにさぁ。…あれ?よく考えたら原因私にしかないやアハハハハ。
あとそれなりにってなんだよ、それなりにってさ、おい。
「ちょ、なんやねん財前!!うざいうざいって俺先輩やぞ!?どこがうざいねん!!!」
「そういうところとか」
『あー、わかる』
「なんやねんお前ら!!もうええわ!!!」
そう言って謙也君は走って屋上から出ていってしまった。あいかわらずスピーディーなことで。
『…行っちゃったね』
「いつものことなんで」
『君もうちょっと先輩の事リスペクトしなさいよ』
「余計なお世話っす」
なんか…。なんかほんと謙也君かわいそうになってきた…。どんだけ後輩になめられてんの。