コミケ行ったことないから



「…私の事知ってるの?」


オーマイガッ!!私のバカバカ!初対面でいきなりこれは不信感に抜群の調味料だろうが!!!


「あ、もしかしてコミケとか?」


狩沢さんでよかった切実に。


『あー、えっと、初めましてなんですよ。私が一方的に知ってるだけで』


「あらやだー!私ったらそんな有名なの!?」


『あとゆまっちとかドタチンとかもむちゃくちゃ有名っすよw』


あっちの世界(三次元)ではね。


「ふーん…ちょっと気を付けなきゃな…。ところで!!あなた名前なんて言うの?」


『申し遅れちゃってます白井ゆきですフゥーウ!』


「ゆきちゃんね。知ってるかもしれないけど私は狩沢絵理華!お姉様って呼んでね!


いや、そんな語尾にハートつけられても(真顔)


「こうやって出会えたのも何かの運命だしちょっとお茶でもしてかない?さっきのCPについても詳しくききたいし」


『いいですねー!!…ってあああああ!!すみません私友達待たせてるんですよー!!メアド…ってあああああ!!私ケータイ持ってないんだった!!すみません狩沢さん、また連絡とりたいんで臨也さんに連絡してもらえますか?では!!』



そう言って私はハヤテのごとく(決して漫画ではなく)メイトを後にした。



「…なんでイザイザ?」


「狩沢さーん!!レジ終わりましたー?」


「あ、ちょっと待ってー!」






























『おま゛だぜ!!…ッハーッハー…』


「おかえりー。正確に言うと3分29秒過ぎてるけどね」


『うわうっざ帝人うっざ。机の角に頭ぶつけてへこんでしまえ』


「なんだなんだぁ?いいじゃねーかそんくらい。それよりゆきちゃんたら息切らしちゃって、そんなに俺に会いたかったのか〜?」


『「√3点」』


「ひどっ!?俺の渾身のギャグを一撃で無効化にするなんて…。てか君たちなんでそこだけ息ぴったりなの


正臣のその言葉に私と帝人は顔を見合わせ愛想笑いを浮かべた。アハハハハうっわ帝人ぶん殴りてえアハハハハ。