「パパ、帰ってたなら言ってよー!そしたら、もっと早く起きてきたのに…」
いよいよ入籍の日取りが決まった。そのせい…じゃないけど私は、一時的に実家に戻ってきてる。ダイゴさんとは毎日電話をする約束をして(とは言っても3日くらいなんだけど)、嫁入り前の修行?をさせてもらってる。
「かなこ、なかなか上達したじゃないか!これでダイゴくんも安心だな!」
「ええ!?前はダメだったって言いたいの!?ひどいよパパ!」
あれだけ遠征してたから、ジムも忙しいみたいで、何とか時間を作って家に寄ったみたい。今度男同士の話し合い?だとかでムクゲさんとダイゴさんと3人で会食するみたい…何か心配。
「あら、かなこが気にする事なんて何もないのよ?パパはこう見えてもジムリーダーだから、ツワブキ家とも元々繋がりはあったみたいなのよね!」
「こう見えては余計じゃないか、ママ!」
賑やかだな…ちょうど帰ってきてたユウキくんとブリーダーの仕事をして、秘密基地の手直しをして、再びトクサネシティに戻る。
「ウシオさん、お久しぶりです!」
「オウホウ!久しぶりだな、オメエ!」
買い出しに寄ったミナモシティで偶然、ウシオさんと再開した。他のアクア団員とは会えなかったけど、みんな楽しそうでよかった!街の人とも徐々に打ち解けてるみたいで、今日もウシオさん、マッチョの兄ちゃん!とか声をかけられてたっけ。
「久しぶりにモミ合えるのを楽しみにシテるゼェ!」
「あ、はい…、そうですね!私も楽しみにしてます!」
うーん…。やっぱりところどころよくわからなかったけど、でも、平和が戻って何よりだな!それからまた月日が流れてダイゴさんは突然、こんな事を言い出すんだ。