「はい、行きましょう!」
よーし、今日は飲みまくるぞーっ!シャイニングビューティーと呼ばれるモデルのカミツレさんと、大空のぶっとびガールことフウロさん。こないだ対戦したジムリーダー二人と、バーでガールズトーク。あれから結局、ダイゴさんとは話せてない。気になるけど…、まさか本当に浮気だったら、ショックで立ち直れないし…。
「かなこちゃんみたいに可愛かったらなあー!アタシ、ちょっと男まさりすぎる?」
「どう?今度三人で海にでもいかない?かなこさん、素敵な水着があるの!」
「行きましょう!楽しそうですね!」
女の子同士って本当に楽!楽しすぎて酔っちゃったら、彼氏呼ぼうか?だって。
「あー、いいのいいのー!大丈夫だからー!」
打ち解けてすっかりタメ語で会話。二人は心配してくれたけど、そんなに気にしてない、気にしてないもん…。
「気持ちいい…」
夜の海もまた、格別な気がする…何でかな。きっと、慣れ親しんだ土地とはまた、違うからだね…。フラフラしながらも優雅に散歩してたら、あれ…?ミクリ…さんと、誰……?
「……っ!」
まさか…キス、してる……?何となくセクシーな雰囲気に思わず目を逸らしたら、海に落ちそうになる…!
「…大丈夫かい!?」
「え……?」
どこかで聞いた声…そう思ったら、ゲ…、ゲンさん…!?何でこんなところに!?