「ボクは、かなこちゃん以外の女性の裸を見たいとは思わない。それに…きみ以外の人にそういう感情は抱かないよ」
「ダイゴさん……」
何だかんだ言っても愛されてるし、優しいし、いつも、私の事想ってくれてる…ふふ。
「かなこちゃん……?」
…ハッ!!やだ私…、顔がニヤけてた…!もちろんその様子をダイゴさんが見逃すはずもなく。
「何考えていたんだい?変な妄想?」
「ち…っ、違うから!」
「ふふ…昨夜の事を思い出しているのか…相変わらず可愛いと思うよ?きみのああいう姿は」
ーーーっ!朝から心臓に悪い……!何とか誤解を解いて、ダイゴさんにもらった服に袖を通した。
「あ…、雨……」
外に出たら、急に雨が降ってきた。とりあえず雨宿りしようか…というダイゴさんはこんな状況でもイケメン…そうだ今、思い出した、あの日のこと___
「…ダイゴさん!!」
カイオーガが目覚めて、海底洞窟を出たところで現れた、ダイゴさん。よくよく思い返せば、何てカッコつけた乗り方をしていたんだろう…(片手離してるとか…ね)。あんな状況だったけど、ルネシティに行ってからも雨に濡れているダイゴさんは、素敵…だったと思う。
「かなこちゃん……?」
足が止まってしまった私を無理やり連れていく。風邪引くから!とそこは厳しい。