140
「…やあ、おはよう、かなこちゃん」
「……っ!!」

パッと目を開けたら、いつも先に起きて支度してるというのに、今日はうつ伏せになりながら、素敵な笑顔を向けているダイゴさん…。妙に色気があって、朝から刺激が強い…!

「フフフ…見とれていたのかい?ボクに」

…っ!本当、確信犯だよね…ダイゴさん。昨日だってわざと私から見えるようにシャワー浴びてたし…。

「……ダイゴさんのバカ」

そう言うとずっと我慢していたからね…なんて下品な発言をカッコよく言う私のパートナーは、やっぱり変な人だと思う。そして今度は悪戯な笑顔から急に真剣な表情を浮かべる。そんなダイゴさんを見てふと、前に聞いた事を思い出した。

「ねえ…聞いてもいいですか?」
「うん、何だい?」
「ダイゴさん…私の身体に、満足してるのかなって」

…!大きく目を開いて固まってる…。私、そんなに変な事聞いた!?

「どうして、そう思うの?」
「だって、胸が大きい人とか、その……」

自分で言ってて恥ずかしくなっちゃった…!するとダイゴさん、真剣な顔してこう返してくる。

「かなこちゃん…ボクは一度も、きみをいやらしい目で見たことはないよ。そういう目的でつき合っているワケじゃない」
「そうだけど…。もっと、スタイル良かったら、とか、思うのかなって…」

今度はふぅ、と溜息をついてる。私、ダイゴさんに、気を遣わせてばっかだな…。


bkm
prev next
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -