128
「明日はどうしようかな」

あれからセッカシティに移動して、セッカの湿原でポケモンを捕まえたり、リュウラセンの塔に入ったりして今、ポケモンセンターでゆっくりしながら、明日の計画を立てている。結局、プラズマ団の事はよくわからなかったけど風の噂で、若い女の子が壊滅させたとも聞いた。ソウリュウシティは、どうなったかな…。

「ソウリュウシティに行こうか、かなこちゃん」
「…うん!そうする!」

ダイゴさんは優しい。何だかんだいってもちゃんと、私の想ってる事、理解してくれちゃうんだもん…。不安な気持ちを拭ってくれるかのように優しく抱きしめられて、翌朝向かってみると。

「みんなで、氷を片づける作業をしてるんだ…」
「何か、手伝えることはありますか?」

ダイゴさんは作業員さんにそう聞いてる。観光客の方に申し訳ないと言いつつも、大変そうだったから、ちょっとだけ手伝う事に。リザードンが頑張って氷を溶かしてくれて、私の方はわりとスムーズに終わった。

「かなこちゃん、休憩しよう!」

休憩がてら近くにあるR9で買い物!店員さんにとても仲良しですね!とか冷やかされたり。トレーナーグッズはどこに行っても一緒だなあって思ったり。あっという間に時間は過ぎていく。

「明日は、娯楽施設にでも行こうか?」

気晴らしにどうだい?と提案してくれるダイゴさんはまたイケメンっぷりを発揮してる。無自覚でカッコいいのは本当にずるい…そうでも、ないかな?

「…ん?ボクに見とれていたの?」
「…。違うよ?ダイゴさん」

ふふ…かなこちゃんは本当に見ていて飽きないな。ボクに見とれている事がバレると誤魔化している…そういうボクだって、いつもきみの事を見ているけどね…?


bkm
prev next
×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -