87
「明日…連れていきたいところがあるんだ」

そう言われて来たのが、実は入った事がなかったという…、砂漠。ユウキくんにゴーゴーゴーグルもらったけど、結局使ってなかったんだよね。

「…どう?似合っているかい?」

いち早くゴーグルを装着するダイゴさん…ふふ!まるでスーツと合っていない…!

「何でスーツで来たの!?あの探検家みたいな格好は?」

そう聞くとあれだと見た目がカッコ悪いからね…とか意味がわからない!そんな事気にする必要ないのに…!

「かなこちゃんと歩くのに…あんな格好。しかも慣れ親しんだホウエンで…」
「…。そこまで気を遣わなくても…」

何かよくわかんないけど、先に進もう。そして奥の方に無防備に落ちていた化石を拾う。

「どっちがいい?かなこちゃん。選びなよ」

聞くに、2つの化石がバランスを保っているみたいで、どっちかを取ってしまうと、沈んじゃうんだって。

「もちろん…どっちを選んでもボクとお揃いだけどね…?」

…っ!また耳元でそうやって…!しかも、選ばなかった方はタマゴをあげるから安心して、なんて言う。図鑑を埋めるのにはありがたいよ?ありがたいけど…。

「…何か私、ダイゴさんから、ダイゴさんの手持ちのポケモンばっかりもらってる気がする…」

そう言うとこんな風に返ってくる。


bkm
prev next
×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -