その春を名乗る者
壊れないというわずらわしさ
あの子の白目の銀色ばかり見てる
オレンジ色の壁紙の部屋
月とかもうすぐそこやし
老いたあなたの光源になりたい
誰がわたしに炎を与える
喜びも悲しみも夜には見分けられないし
ふたつの真ん中がいい
針のひと刺しも耐えられない
眠るびっくり箱

伏線にならないおまえのまばたき
かんむりは本物でおれのものではない
/誰かを感じるお題

ひかりならおまえの火でもいいです
おしまいの仲間にいれてほしかった
目覚めたときに朝がくればいいのに
かがやきのほうがおまえに寄せてる
海よりも海の色を記憶したばかりに
/崩壊へのX(Twitter log)

想像上の建物だからぐらつく
不凍の人形劇
ビオトープの才能がない
庭園は傷ばかり/花園は夢だらけ

潮騒がきみを縁取りする
/誰かを感じるお題

私の天使なら3Fにいて
なにも愛してないように振る舞うのは無理
深くてやわらかいイエロー
きみのポケットの左
憶えていたいと願うばかり
呪われたまま綺麗になるきみ
ちゃんと噛んでから飲み込んで
好きでいるからね
天国のBGM

夜きれいきれい
小銭と野良犬
フタリパライソ
ちょっと寝不足
/知らねえ

すべてが恋だとままならない
部屋に金魚がいてほしい
輝きを放っておくことはできない
二階があったら
ぼんやりとした罪があるはず
青信号の複雑
あなたのせいで奇跡を信じてる
俺らっていつはじまんの

がらくた天馬
パンを焼こうよ
ふたりきりの微熱
冬のはちみつ味
夢では会わないし
きみはここにいる
/どこかの夜長(Twitter log)

未完成に蝶々がとまる
愛がそうなら耐えられない
残酷って飲み込んで
ひび割れた水槽になにを放す
あこがれって弾けそう
冷水とピーマンを触る午後
きみより先に眠るのは簡単
ラブよりもかわゆい気持ち

あした好きな子の誕生日
天国では育たない薔薇
夢ばかり
雨天時おしゃべり
そのようにして、ふたりになりたい
僕たちはいっしょにいる方が楽しい
絵のイチゴの酸っぱさを考えてみる
大好きな人とおいしい匂い
鏡越しの薔薇にみる星
いただきもののパンと妖精
百億年前の星のお祝い

きみの損失になれるか
炎を敷く
塩気が足りない秘密基地
ラブが終わらねえ!
躾いらずの薔薇園

テーブルマナー/プロセニアム
ひとりとひとりでいましょうね
あなたのうつくしい孤独のはなし
バゲットのついでに抱きしめて
愛しいが橋を崩してく
そこでとまってキスをする
魔法になりたい

不確かを肴にしてもいい
あなたのために何かを失うのはいや
楽園にワルツが流れると証明してよはやく
忘れたふりして本当に消えてしまった歌
ふたりでいたいからざわめきをもっと

このまま月まで走っちゃおうよ
ユニバース・全部好き
きみがキラキラに見える

ゆるされたい骨組み
ずっとあの夏が好きだったのに
もう少しここにいようかな
チョコレートシロップの散らばり
プリズムが翅代わり
いたいけな音楽たち
眺めの夜
愛のような不思議に触れて
過不足なくラブレター
ひとつの嘘を大切にできる
梯子がいらない天国へ
愛してるよ(びっくりした?)
生傷を読む
うやとむやで踏むステップ
星の数のよろこびが群れて
キッチンの旋律

海のことどれくらい知ってる
リボンよりやわくぎゅっとして
左手だけ重い
あのとき魔法を解かなくてよかった
愛を続けるための謎々
繰り糸は三本取り
まだまだ眠たい
そろそろ起きたい
硝子の指で弾くピアノ
鉄にはばたきを教えては
やさしい人に傘を持たせてはいけない
齧ることと失うこと
チェーンステッチで橋を架けて
乱暴に光ったり

春の剪定
ラブみてえ
地獄で酔いながら
カステラを買って帰るよ
死に際に見る天使よ犬の形をして
今日カワイイから出掛けない
バター、はちみつ、流れ星
迷惑でなければ僕らが抱き合って眠る一行をどうかください/物語の隙間に
善人のように舟を漕いで
もうそんな時代じゃないからね
あの角を曲がって私たちまた始めませんか

新書には新書の恋人を与えよう
額縁をかけて永遠になる
/我々の1体

だけどあなたの瞳の色を知らない
ためらうのはこの夜で最後にして
わがまま言わずに生まれましょうよ
私の書斎に花を置いたのはだれ
名前の真贋
三人いてくれ
あなたの腕の中で
犬に合鍵
その燭台は完璧な娘の形をしている
おまえがいる夏に行きたい
持て余すこのラブ
旅人のための幽かな明滅
SSR筆談
やわらかく突き刺さる

地球のなかまに入れてくれ
私たちを繋ぐのはひとつの遠吠え
贋物になりたかったのにね
/フォノグラフ

白馬が去った形に眠る
ここに窓があったらいい
真鍮のユニコーンがきみを見てる
星座はあなたが居眠りする椅子の形象(かたち)
春らしい息継ぎ
ずっとあなたを好きでいる
何もしたくないときの天使だろ
おまえのようなブルーを待っていた
よろしい歯並び
次会うときに牙を失っていても
正円を描いて城を築く
月の記録/星の記憶
天文学に興味があります
神様どうか星の位置さえ決めてください

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -