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「鉢屋ー」
「…あのさ」
鉢屋をいつもの様に呼ぶと、唐突に話を遮ってこう言ってきた
「付き合って結構日が経つし、そろそろ名前で呼んでもいいんじゃない?」
って
や、うん…ね!
わかるよ!
だけどこう………
意識して呼ぶとなると
(ぶっちゃけ恥ずかしい)
それでも、ジーっと見つめられて呼ぶの待たれると…
ジー
「…」
じぃいいい
「………」
g
「〜〜あーもう!分かったってば!!」
折れるしかないわけで…
私がそう言うと、鉢屋は勝者の笑みで「ドーゾ」と手のひらを私に向けて促してきた
…………よし
女は度胸だ!
「…さぶちゃん!」
「なんか私達が出てる番組の前に雅に歌ってる某大物を思い出すからやめてくれる?」
スパーンと切り捨てられた…ヒドイ…
「‥なんかヤケに説明したね今…気にしてたの?」
「…してない」
してたな
んー…じゃあもっとフレンドリーに……
「じゃあサブーで!」
「ラピュ●に出てそうなんだけど…」
呆れた顔をした鉢屋に
「光栄じゃん」
って言ったら、ガクリと諦めたような顔をした
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