青春の始まり





「…バースーケーットボールー…」


バスケしようぜっ!


さわやかな笑顔で勧誘されたのは、晴れた日の入学式当日。

バスケ部があるなんて初めて知った。

…あぁ、テツが入るとか言ってたっけ。


そんなことを頭の片隅で考えながら教室にはいると、中学時代一緒にバスケをしてた黒子テツヤと目があった。


「…あれ、テツだ。」

「お久しぶりです、凉子さん」


彼は中学時代、シックスマンとして輝かしい成績を数々得ていたにもかかわらず、突然バスケ部をやめた。

私はそんな彼を止めなかった。


ま、テツって頑固だし。



「で、バスケ部はいるの?」

隣の席が空いていたのでそこに座りながら尋ねる。

彼は、私に向いていた視線を自らの本に向き直して「ええ、入るつもりです。」と言った。


「ふーん。ま、いいんじゃね?」


高校1年生 春




「凉子さんはどうするんですか?」




私たちは




「バスケ部、また入るんですか?」




誠凛高校に入学した。








青春の始まり





(え、バスケ部って…ここ女バスあんの?)
(…さぁ、どうでしょう)




……………………………

長編連載にしようかなと考え中なこの作品

よろしくお願いします!



(20120721)


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