「彼女ほしい」




唐突にブタがそんなことを言いはじめた。ふーん、と言いながら課題を片付けているとため息をめちゃくちゃついて来る。非常に面倒臭い。でも一人で勝手に話しはじめるから放ることにした。隣に座るにおも同じらしく、ぼけーっと私の髪の枝毛を探し始めている。


「お前らさあ、なんだかんだ幸せそうじゃん?」
「んー」
「俺は仁王とは違くてかわいい彼女が欲しいけどね」
「黙れくそブタ」
「で、毎日手作り弁当とかお菓子とか一緒に帰宅とかお菓子とか休み時間にイチャイチャとかお菓子とかやらしいこととかしたいわけよ!」
「おまんは本能のまま生きすぎじゃ」
「イケメンで運動できて可愛くて何が足りねえんだよおおお」
「理性とスリムな体と謙虚な心じゃない」
「よし決めた!」
「なにを」



「俺は巨乳でかわいい彼女を作る!」


勝手にしろ。


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