※部活後の部室にて


「なあなあ構ってー」
「いま忙しい」
「忙しいってお前、さっきから週プレ読んどるだけやん」
「だから忙しい」
「あんなあ週プレっちゅうんは世の中の中学生のちょっとした夢が詰まってるんやで?いわば夢の国のトューンタ○ン的な。せやから女の子が食い入ると男子は読みづらくなるっちゅうかな?な?」
「意味わかんないうるさい。男尊女卑か?あ?私はこりすのグラビア見るから」
「は?小リス?」
「こりす!優子だよ!もう白石無知すぎ!」
「せやかてこりすはわからんわ。あーでも、俺なあ、あっちゃん?は可愛いと思うで」
「あっあっあっちゃんだとぉぉ?」
「えっ、なっなん、ユカリがあっちゃんあっちゃんうるさいから…」
「あっなんや…びっくりした」
「うん?」
「なんでもないわ!ふん!」
「えーなんやのー構ってやー」



「…そういえばな」
「んー」
「お前が友達と踊ってんの見てもーた」
「はぁぁぁあああ?!」
「もう可愛くて可愛くて…!らぶたんパートなんやろ?」
「やめてぇええ」
「なんでや〜『グーラーウーンド、走るあなた〜は〜テニスぶのヒーロー』やって〜」
「ぎゃあああああ」







※引用曲―渡/り/廊/下/走/り/隊・ギュッ(正しくは「グラウンド走るあなたは陸上部のヒーロー」)

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -