「にお、ここわかんない答え教えろ」
「俺はおまんの今日の下着が分からん」
「散れ変態」

オッス、オラブン太!わっくわくすんぞ!…っていうノリはここまでにして(てかオラブン太ってなんか変)、いまの俺の状況や心境を、とりあえず伝えたいと思う。


目の前にはバカップル(彼女のほうは否定してるけどな)と独り身な俺。まあ居づらいっちゃあ居づらいけど仁王は二人の世界に入ってるから俺のことはさほど気にしないし、彼女のほうも俺の存在を気にしてるけど仁王を拒み切れないから結局変わらない。まあぶっちゃけ寂しいわな。

と、まあ俺のことは置いておいて、俺にはひとつ、気になることがあるわけだ。今日はそれを追求したい。と、思う。

「…そういえばさ、お前らぶっちゃけどこまで進んでんの」



ピタ、と一瞬動きを止めたかと思えば、また会話を続けた。なんだ?触れてほしくないとか?仁王ならべらべら惚気そうだけど…と思ったところで、仁王がへらりと笑って「なん〜?うらやましいんか?」と言ったかと思えば、不機嫌そうに顔を歪めた彼女を構い倒していた。


…あれ?俺いまごまかされた?





いつもいちゃついてるくせに、そういうことはあんまり言わないんだ、こいつら。自分たちだけの秘密ってやつ?


やってらんねー!


…俺も彼女欲しい。

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