「今日もいー天気やの」
「そーだねえ」
「じゃあおはようのチューせん?」
「しね」
「え?好き?」
「ふざけんな耳のなか掃除してこい」
「おまんが膝枕でやってくれたら至福ナリ!なあなあなあなあなあなあ、ちょお太股撫でさせてくれん…?」
「今日も楽しそうな思考回路だね」





「おっは〜!」

仁王にだいぶ遅れて入って来たブン太は、そう言っては馬鹿みたいに繰り返している。おはロックまでやりだす始末だ。朝は極限にまで空腹を募らせいらいらしているくせに……ブン太怖い。


「お、おっは〜…ブタどうしたの」
「朝からああなんよ。ホラ、昨日やっとった映画の」
「あー…。あれ?そういえばジ●リ祭終わったの?」
「おん。俺ジブ●なら神隠しが好きじゃな」
「わたし魔女宅〜トンボトンボトンボ」
「そうなん?女はみんなセージくんが好きやと思うてたき、意外じゃな」
「ああ、セージくんね!」
「あれじゃろ、…ンンッ、『コンクリートロードはやめたほうがいいぜ』」
「『やなやつ!やなやつ!やなやつ!』」
「ぶはっ!あか、あかん、ひいひい」
「『コンクリートロードは、やめたほうがいいぜ?…なによ!』」(冷蔵庫を閉める真似)
「!!!」


※仁王くんが笑いすぎでむせました


「は、鼻からなにかが飛び出そうやった…」
「いやあ〜、それにしてもセージくんかっこいいよ」
「俺とどっちがいい?」
「は?」
「俺とどっちがいーい?」
「…」
「?」
「…」
「…」
「に、ぉ…ぅ」
「しっとる〜」(デレデレ)
「や、やなやつ!」



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