祖父の部屋で一枚の手紙を見つけた。ちょっと、いや、かなり古い、だけど淡い春色の便箋。可愛らしい文字で、祖父の名前が綴ってあった。どきどきしながら手紙を取り出し、開けると、ところどころ滲んでいで見づらいが、ちゃんと読めるようだ。





拝啓 春らしい暖かな風が吹くこのごろ、あなたは元気でいるでしょうか。

さて、このたび私は筆を取ったのは、他ならぬあなたに伝えたいことがあったからです―――






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テーマ「人外ファンタジー」
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