■ 中身についてはノーコメントで
※がっつり下ネタです。苦手な方は要注意
「ここにガラスコップがあります」
「……んで?」
「中身はなんやと思う?」
「え、フツーに牛乳だろい?」
ブン太がそう返せば、仁王は不敵な笑みを浮かべた。
「はて、ほんに牛乳かのぅ……?」
「じゃあカルピスか?」
「いんや」
「じゃあなに」
「俺の精液」
「………は?」
「冗談じゃよ、なん、本気にしたかの?」
「おまえならやりかねねぇって思ったんだよぃ」
「……で、ブンちゃん。これ、飲んでくれん?」
「人に散々先入観植え付けやがった末にそれをいうのか」
「流石に俺もこの量はでんよ」
「……ほら、かせ」
「別に一気飲みはせんでええよ」
「おぅ」
仁王からコップを受け取りブン太はごくごくと中身を飲み干していく。中身はあっという間になくなり、中身がなくなったことを確認して仁王にコップを差し出しながらブン太は口元を拭った。
「結局牛乳じゃねぇか」
「カルピスの方がよかったん?」
「いや、ぶっちゃけどっちでもよかったけど」
結局仁王はブン太に牛乳を飲ませて何がしたかったのだろう。ブン太が聞いても仁王は答えてくれなかった。
**
「精液……?」
「おん」
「混ぜたってこと?」
「そういうことじゃ」
顔をひきつらせる幸村に真田に牛乳すすめられた時は気をつけんしゃい、と仁王が冗談めかして言えば一言、最低、と言われて一蹴されてしまった。
end.
2013/3/18
御題:自作
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