memo simple is the best! ::光捕主と無免ライダー、冬 「○さん朝だよ」 「……」 「○さん? まだ寝ているのかい?」 「起きてるわ」 「そう、良かった。頭まで布団を被っているものだから……」 「寒いのよ」 「うん?」 「とても寒いのよ。もう嫌、動きたくない。というか動けない」 「へ、変温動物……」 「(まさか冬眠とかしないだろうな……あれ、魚って冬眠するっけ? どうだったかな……)」 「はあ、もう、本当に寒い」 「(しかし……冬眠するならするでもっと食べて太らないと……)」 「ねぇ、もう少し室温を上げてくれない。そうしたら起きられると思うわ」 「(……まるまるしてる○さんか……)っふは」 「ちょっと、何笑ってるのよ」 「いや、笑ってなんか……っく」 「充分笑っているじゃない! もう! 別に寒くたって……!」 「さむい」 「ちゃんと暖かい恰好をしておいで。何か温まるものを作るから」 back ×
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