memo
simple is the best!


::うそつか主と騎士団とハロウィン

「ハロウィーンなんてクソだ」
「荒れているなあ……」
「最近ずっとこの調子なんだよ。○、よく来てくれたね。本当に」
「君の言葉に重みがあるね、先生」
「もう先生じゃないんだから……先生はよしてくれよ」
「おや、そういえばそうだ」
「○! お前はいつもいつも……!」
「いつもいつも、何だい」
「やあ、二年前を思い出すね、ミスター」
「……ああ。クリスマスの時だっけ?」
「そうそう」
「お前らクリスマス一緒に過ごしていやがったのか!」
「シリウスはそこら中を駆け回っていただろう」
「ホグズミードも君の噂で持ち切りだったよ、シリウス。ロスメルタが君のことをなんて言っていたか……聞かせてやりたいね」
「なんと言っていたんだ」
「ははは」
「おい!」
「まあまあ……」
「さあさあシリウス、飲んで飲んで。せっかく買ってきてやったんだから。君が一人拗ねてると聞いて、わざわざね」
「私を駄々っ子のように言うのはよせ」
「事実だろ」
「私も○の意見に賛成だ」
「ふん、ハロウィンなんて……ハロウィンなんて……」
「君がどれだけハリーを可愛がっているかは解ったよ。十二分にね。心配しなくてもクリスマスには此処に来るさ」
「……お前は来ないじゃないか……」
「おっと」
「これは○の負けだな」


「あら、○が来てるなんて珍しいわね」
「フン……」
「ちょっと、わたしに当たらないでよ、マッド‐アイ」
「わしはあの若造が気に食わん」
「あの人、あれでリーマス達と同い年よ」
「若造は若造だ」
「まあまあ。おや、オーク樽の熟成蜂蜜酒がある。私も混ざってくるとしよう」
「あ、待ってキングズリー! わたしも行く!」
「……」
 

2013.10.31 (Thu) 14:23
連載番外365|comment(0)

back


prevtopnext

×