memo simple is the best! ::ZBK主とソニックと仕事の話 ふうっと、何かが「浮く」ような感覚に襲われた。そのままパチリと目を開け、上半身を起こす。太陽の光が眩しかった。周りを見回せば、同僚が何か信じられないようなものを見るような目で○を見ていた。 「あー……どうもおはようございます」 「貴様、何故生きている?」 いつの間にか、全て片付いていたようだった。ゼニールの暗殺に差し向けられた殺し屋は皆地に伏している。どうも新しい同僚はよほど腕が立つらしい。 「致命傷を負っていた筈だが」 「えーと、簡単に言うと私不死身なんです」 「ハァ?」 ○は自分の体質について、かいつまんで説明した。自分が某研究者の実験体で不死身なこと、ゼニールにはその体質を利用して身代わりとして雇われていることなど。同僚――音速のソニックは鼻に皺を寄せ、訝しげに○を見詰めていた。「信じられん」 「んー、まあそうで――っ」 声が出なくなった。首に激しい痛みが走っている。断ち切られた頸動脈から血が噴き出し、辺りを赤く染め上げた。 咽込んでいると、ソニックが至極不思議そうな声で「信じられん」と呟いた。声帯がまだ治らず、喉元を手で押さえたまま睨み付ければ、彼は首を傾げてみせにこやかに笑った。「化け物か貴様」 彼の声を聞き終わるか終らないかの内に、○の胸にクナイが三本突き刺さった。やばいこれもう一回死ぬ。 「心配するな。お前は俺が必ず殺してやる」 ※殺せませんでした 「こんなに続け様に死んだの久しぶり……」 「武器が使い物にならなくなったんだがどうしてくれる」 「えっそれ私のせいなんですか」 back ×
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