memo simple is the best! ::水族館主と人間組と内気温 ※園組、団組と 「○さん!」 「華ちゃんだ。いらっしゃい、丑三ッ時へ」 「あはは、ありがとうございmって違いますよ! どうしてこんなに館の中が暑いんですか!?」 「暑いかなあ……まだ三十度ちょいだし、全然だよ」 「えええええ! ○さん気を確かに! 暑いです! とても暑いです!」 「す、水族館ってこう、もっと涼しいもんなんじゃ……? あ、でしゃばっちゃってすみません……」 「そうですよ、私達、もう園が暑くて暑くて……丑三ッ時なら避暑にならないかなーって思って来たのに……」 「え、俺が突っ込まなきゃいけないの?」 「団長もだれてます……?」 「俺達はねー、丑三ッ時のハイクオリティなショーを見に来たの! 別に館内の温度は関係無いんだかんねー」 「あー……すみません。あ、次のショーは一時からとなっております」 「ああ。ハイハイすみませんねードーモ」 「団長さん! ――でも○さん、本当にこれ……空調の故障とかじゃないですよね? 丑三ッ時に限って?」 「華ちゃんはうちの幹部連中に会ったことあるんだよね?」 「え? ええ、はい」 「知ってる? 幹部の人達ってさあ、極地の動物が何人か居るじゃない? まずそれだけで戦力半減じゃない。で、他はどうかというとみんな変温動物なわけじゃない? あ、魚達はっていうことね。つまりこう暑いと、みんなだれてるわけよ。人手が足りないんだよね。うふふふふ」 「○さん……?」 「あ、ヒトデは居るけどね。――なるたけ頑張ってるんだけどねー……私も今はこうして走り回ってるけど、元は飼育員だしさ、あんまり慣れてないんだよねえ館の営業は。――で、空調……だっけ? 確かにちょっと暑いかなあ……。夏休みでお客さん多いから、その関係なんじゃないかなーとも思うんだけど……後でちゃんと確認しておくね。えへへへへ」 「○さあああああん!」 「このねーちゃんもやばいんじゃねえの、おい……」 一角、カイゾウ、サカマタ辺りはシフト減らして元の姿で居ることが多いとかなんとか。 back ×
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