memo simple is the best! ::メンドー主とチャンピオン、カントー編 ○は元来、ポケモンリーグのチャンピオンに挑戦する資格を持っていなかった。バッジは七つきりしか持っていなかったし、これから取るつもりもない。そもそもにして、○はバトルさえできればそれでいいわけで、その相手は虫取り少年だろうがベテラントレーナーだろうが頓着はない。もっとも某マサラの糞ガキに連敗してからというもの、ポケモンバトル自体に関心が薄れているが。四天王、ましてやチャンピオンに興味はなかった。 しかし、そんな○でも一応、誰が故郷のカントーで一番強いトレーナーなのかくらいは気になる。最近はさぼり気味だが、イッシュに来る前は一応、今のチャンピオンが誰なのかを定期的に調べていた。何年前だっただろう、確かフスベの昔馴染みがチャンピオンになるより前だったと思うが、十歳そこそこの少年がその座に君臨したと聞いた時は素直に驚いた。調べてみれば、見覚えのある顔をしていた。確か、シルフカンパニーで見たのだったか。 結局その茶髪の少年がチャンピオンだったのは僅かな間だったが−−彼と競うようにして、某レッドがチャンピオンの座についたのだ。茶髪の少年、グリーンも、マサラタウンの出身だと聞くし、あの頃のマサラは修羅の国か何かか−−彼がチャンピオンになったと知ったからこそ、○は定期的にポケモンリーグの情報を集めていたのだろう。 別に−−別にチャンピオンに興味はない、筈だ。 あのマサラの少年は、今はトキワでジムリーダーをしているらしい。全ての始まりだった、あのトキワジムで。一瞬挑戦しに行こうかとも思ったが、結局実行には移さなかった。 back ×
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