memo
simple is the best!


::水族館主とカイゾウとデビさん

「じゃじゃ、た頼んだからからな?」
「はい、了解ですデビさん」

「……なあ○どん」
「何でしょう、カイゾウさん」
「ワシのことも短く呼んでもええんじゃぞ?」
「…………」
「…………」

「待って! デビさん待って! 調教師でしょ! せめて私にアドバイスください!」
「俺、担当イイルカだもん」
「だもんて! 可愛くないんですよ! −−ああああ行っちゃった!」
「○どん」
「ええと、な、何故そのような事に……」
「デビの奴だけズルいじゃろ?」
「はい!? 略称が!?」
「まあ……そんなとこじゃわい」
「えええええと……デビさんは、名前長いじゃないですか」
「そうじゃな」
「むしろ長過ぎ? みたいな。でもカイゾウさんはほら、凄く丁度良い長さでしょう?」
「そうじゃろか」
「そうですよ! とても素敵なお名前です。凄く呼びやすいですし、カイゾウさんはやっぱりカイゾウさんでないと!」
「うむ、○どんが言うんならそうなんじゃろうな!」
「はい!」


「かくかくしかじかで……」
「ふむ。カイゾウ殿は嫉妬していたのだろうな」
「嫉妬? 何故嫉妬……。訳が解らなくて必死で話逸らしちゃいましたよ……」
「ははは。では私のことも一さんと呼んで貰おうか」
「!?」
「冗談だ」
 

2013.06.23 (Sun) 14:09
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