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::水族館主と一角と昔話

「一角さんがイッカクだということは解ったんですけど、どうもまだいまいち実感がわかなくて」
「ふむ……確かに。○殿からすれば、奇妙なことこの上ないだろうな」
「あれ覚えてます? 一角さん、いつだったか、全然餌を食べなくなった時がありましたよね。私があげたのは食べてくれたんですけど」
「……ああ、覚えているとも」
「あの時は大変だったんですよ。私だって、いつも一緒に居られるわけじゃないですし」
「申し訳なかったと思っている」
「ああ、別に謝って頂きたかったわけじゃないんです。でもあれって、何か理由あってのことだったんですか?」
「……まあ」
「参考までに教えて頂きたいです。もう必要ないかもですけど」
「……○殿は私の他にも、担当している海獣が居ただろう?」
「はい」
「だからだ」
「……はい? うん……?」

「なな何か、み妙な流ながれになってるるな……」
 

2013.06.09 (Sun) 22:42
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