* たかよりさんと加藤 「シーズニングってなんだろう」 「…スパ王とかに入ってるヤツじゃね!」 「うん」 (そういうことじゃなくて!) ------------------------------------ たかよりさんと中島 「シーズニングってなんだろう」 「シーズニングは『慣らし』って意味で、スパ王とかに入ってるやつはたらこ粉末と麺を馴染ませるための、言葉通り潤滑油だな」 「…たまにお前すんごくつまんないよな」 「そりゃどうも!」 中島くんは某有名私立進学校に通う高校生だ。 ------------------------------------ たかよりさんと加藤 加藤の家は珍しく、母が単身赴任でいない。 残りの男ども(見事に母しか女性がいない)が、家事を分担してやっているので、たかよりさんの友達の加藤(三男)は、他の高校男児よかは料理が得意である。 「おっ、加藤、今日のたまご焼きキレイだな」 「今日は二番目のにーちゃんが作ってくれたんだよ」 「ほー」 「あぁっ!!」 「どした?!」 「騙された!!このたまご焼き…甘くない!しょっぱい!」 「お前のたまご焼き甘いもんな…」 「だから焦げ目付いてないわけか。砂糖入ってないんだもんな」 「ぐぁー甘いたまご焼きの気分だったのに!やられた!!クソ兄貴め!」 back |